かっさは経絡のつまり(気結)を取り、老廃物(毒素)を輩出して経絡の通りをよくします。
経絡とは東洋医学(中医学)の概念で、「気」や「血」といったエネルギーや代謝物質の通り道のことです。
暴飲暴食をしたり、精神的なストレスがあったり、生活習慣が乱れたり、などといった原因で、気血(気と血)の流れが滞ると、身体にさまざまな不調が起こるとされています。
かっさは経絡のつまりを流すものですので、かっさは基本的には経絡に沿って行います。
経絡は今ではWHO(世界保健機構)でも認められています。
経絡には様々な種類があります。
主要な経絡として、12正経に任脈(にんみゃく)と督脈(とくみゃく)を加えて十四経脈と言われます。
十二正経
- 手の太陰肺経(てのたいいんはいけい)
- 手の陽明大腸経(てのようめいだいちょうけい)
- 足の陽明胃経(あしのようめいいけい)
- 足の太陰脾経(あしのたいいんひけい)
- 手の少陰心経(てのしょういんしんけい)
- 手の太陽小腸経(てのたいようしょうちょうけい)
- 足の太陽膀胱経(あしのたいようぼうこうけい)
- 足の少陰腎経(あしのしょういんじんけい)
- 手の厥陰心包経(てのけついんしんぽうけい)
- 手の少陽三焦経(てのしょうようさんしょうけい)
- 足の少陽胆経 (あしのしょうようたんけい)
- 足の厥陰肝経(あしのけついんかんけい)
12正経絡には順番と方向があり、かっさも基本的にはそれに沿って行います。
ただ、かっさの目的によっては同じ箇所のかっさでも方向を逆する場合もあります。
十二経別
十二経別は十二正経の頭、胸、お腹にある支脈です。
身体の各部位に及んで、臓腑と通じ、臓腑の内外とつながっていて、十二正経の影響が及ぶ範囲を広めています。
奇経八脈
奇經八脈(きけいはちみゃく)は、任脈(にんみゃく)、督脈(とくみゃく)、衝脈(しょうみゃく)、帯脈(たいみゃく)、陰維脈(いんいみゃく)、陽維脈(よういみゃく)、陰蹻脈(いんきょうみゃく)、陽蹻脈(ようきょうみゃく)を含む十二正経以外の経脈です。
この八本の経脈は腦、髓、骨、胆、子宮などと密接なつながりがあります。そして十二正経の連結をする役目があります。
近くにあったり、似た機能がある経絡同士をつなげて経絡気血を統括し、陰陽を調和させる働きがあります。
絡脈
絡脈は経絡の分枝です。別絡、浮絡、孫絡があります。
別絡は比較的大きな分枝で、十二正経と任脈、督脈の二脈からそれぞれ一本ずつ出たものに脾の大絡を加えて計15本あり、十五絡脈とも言われます。
十五絡脈はあらゆる経絡を連結させて浮絡、孫絡を統率し、十二経脈の循行不足を補う働きがあります。
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